教育を考える
校庭に東風(こち)吹いて

監督 金田敬
原作 柴垣文子
出演 沢口靖子・岩崎未来
    向鈴鳥・遠藤久美子他

  「星につなぐ道」などの著者・柴垣文子の小説を映画化。家では話せるのに学校では無言になる場面緘黙(かんもく)症の女児と貧困に苦しむ男児に寄り添おうとする、小学校教師の姿を描く。
 三木知世は、転勤で小学3年のミチルのクラスを担当する。ミチルは、家では少し話せるのに学校では話せない。一人でトイレにいけない、一人で給食を食べられない、歌えない、絵を描かない…。「場面緘黙症」の疾患を持つミチルに、知世は、共感と愛情をもって接する。
 同じクラスに、問題行動の多い安川純平がいる。離婚した母親の理恵と純平は貧しい生活を送っている。教室に飛び込んで来た青いインコを巡ってミチルと純平は幼い友情を芽生えさせる。しかしある日インコが逃げ出してしまう…。
様々な問題に奔走する知世は、子どもたちの〈涙〉を〈希望〉に変えることができるのだろうか。      

  劇映画 112分
おじいさんと
 草原の小学校


監督 ジャスティン・チャドウィック
2010年・イギリス映画

 イギリスの植民地支配から独立して39年がたった2003年、ケニア政府は無償教育制度を導入。何百人もの子どもたちで溢れる小学校に、老人マルゲが訪れる。
 84歳で小学校に通うことになった“世界最年長の小学生” ケニアのキマニ・マルゲと幼い級友、理解者である教師との交流、ケニア独立戦争の戦士として戦った過去を交えながら、教育を受ける夢をあきらめなかったマルゲの生きざまを、実話に基づいて描く。

  劇映画 103分
奇跡の教室
受け継ぐ者たちへ

監督 マリー・カスティーユ・
      マンシオン・シャール
出演 マリアンヌ・アスカリッド
    アハメッド・ドゥラメ
    ノエミ・メルラン他

 パリ郊外の高校で本当に起 こった奇跡のストーリー。
 貧困層が暮らすパリ郊外の高校の新学期。様々な人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。情熱的な彼女は、歴史の裏に隠された真実、立場による物事の見え方の違い、学ぶことの楽しさについて教えようとする。だが生徒達は相変わらず問題ばかり起こしていた。
 ある日、アンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、 「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発する。最初は乗り気でなかった生徒たちも凄惨な事実にふれて、戸惑い、あきれ、怒りながら、取り組む姿勢を変えていく―。

劇映画 105分・フランス映画
ブタがいた教室
監督 前田 哲
出演 妻夫木聡
    26人の子どもたち

 1990年、大阪の小学校で新任教師が始めた実践教育が日本中に波紋を投じた。それは“ブタを飼って、育てた後、自分たちで食べる”という授業だった。卒業を控え、ブタのPちゃんの処遇を巡って、大論争が展開される。先生と26人の子どもたちが出した答えとは…。

  劇映画 109分
青い鳥
監督 中西健二
出演 阿部 寛・本郷奏多

 イジメを苦に一人の男子生徒・野口が起こした自殺未遂で揺れる中学校に、一人の臨時教師が着任してくる。
 彼は吃音だったが、うまくしゃべれない分“本気の言葉”で生徒たちと向かい合う。
 そんな彼が最初に生徒たちに命じたのは野口の机と椅子を元の位置に戻すことだった。そして毎朝、その机に向かって「野口君おはよう」と声をかけつづけた…

  劇映画 105分
かかしの旅
監督 冨永賢治
出演 林 瓏・上原裕也・大 河

 一人の中学生が家出した。彼は幼い頃の事故がもとで足に障害があり「かかし」とあだ名されていた。さらに家では普通にしゃべることができるのに学校では声が出ない病気にかかった。
 家や学校から飛び出し、同じ境遇の仲間たちとともに自分を活かせる場所をさがしていく‥。
 不登校をテーマに主人公の心情を細やかに描いた佳作。

  劇映画 93分
ランドセルゆれて
監督 中山節夫
出演 清水由貴子・倉崎青児

 97年の法制化により約半数の小学校に広がってきた「学童保育」。この映画は、その学童の現状や存在価値、ひいては子育てのあり方について考えていただければとの思いから製作されました。

  劇映画 99分
十五才 学校W
監督 山田洋次
出演 金井勇太・麻美けい

 十五の頃、あなたの「学校」はどこにありましたか。
 もう半年、学校に行っていない。学校がつまらない。家がつまらない。自分がつまらない。十五才の少年は、七千年の歳月を生きてきた縄文杉に逢いたくて、無謀にも旅に出る。遠い屋久島をめざし一人で‥‥。
  劇映画 120分
学び座
監督 斉藤耕一
出演 渡瀬恒彦・安達祐美

 昭和60年代、北海道、日本最北端の街・稚内。稚内市立南中学校で実際に起きた出来事をもとに、再構成された物語。
 日本一荒れた学校の生徒が、全国民謡民舞大会で日本一になりました。その影に、子どもたちの豊かな成長を願う両親、教師、地域の大人たちの取り組みを描いて、今の教育のあり方に一石を投じる作品。劇映画 108分
先生
あした晴れるかな

監督 中山節夫
出演 渡辺 ・岡本麗

名作「ブリキの勲章」「やがて‥春」と一貫して教育の問題を追及してきた中山節夫監督が、ますます過熱する受験体制や複雑な家族関係の中で悩む子どもたちに焦点をあて、あらためて教育とはを鋭く問う秀作。
  劇映画 100分
あかね色の
  空を見たよ

監督 中山節夫
出演 左時枝・小倉一郎

 この映画、小5から中3までの5年間を不登校で苦しみ、定時制高校に入ってから暖かい仲間や先生に支えられた主人公が、人間と人生への希望を見いだし立ち上がっていく様を、力強く描きます。自らの体験を綴った岡山県に在住する堂野博之さんの画集「あかね色の空を見たよ・5年間の不登校から立ち上がって」の映画化。
  劇映画 100分
やがて‥春
監督 中山節夫/出演 真木洋子
この映画をつくるにあたっては、子どもたちの心の中に、少しでも入ろうと思いました。いじめる側、いじめられる側、両方です。そしてこの映画を見た子どもたちが、いじめられる側の心の痛みを少しでも知ることがてきたら、命の尊さをしることができたら。そんな思いでこの映画を製作しました。監督の言葉より。
  劇映画 105分
風のあるぺじお
監督 中山節夫/出演 江藤潤・飯泉征貴

 突然の妻の入院。掃除、洗濯、炊事に育児‥仕事一本やりだったお父さんが大奮闘、今まで見えなかった“家族”というものが、様々な問題を背負いつつ“主夫”に迫ってきた−。シンガー・ソングライターはしだのりひこの体験記「お父さんゴハンまーだ」の映画化。
  劇映画 100分
アリサ
 −ヒトから人間への記録
この映画は二か月から六才十一か月までの七年を78分間で一気におみせします。そしてヒトから人間への幼児の発達を描きます。トップシーン、主題歌「アリサのために」が流れる中、リズム体操にみる年令に応じた発達段階をモンタージュ。 記録映画
78分

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