人権・同和教育
彼らが本気で
編むときは、


 「かもめ食堂」「めがね」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。
 母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモが、おじのマキオの家を訪ねると、彼は恋人リンコと生活していた。トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。

劇映画 127分
あ ん

 「萌の朱雀」「殯の森」で国際賞受賞の河瀬直美が、ドリアン助川の人はなぜ生きるのかという根源的な問いに迫った同名小説を映画化。
 縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎。そのお店の常連客である中学生のワカナ。ある日、求人募集の張り紙を見た老女・徳江がやってくる。彼女の勢いにのまれどら焼きの粒あん作りを任せたところ、あんの味が評判となりあっという間に店は大繁盛。しかし、かつて徳江がハンセン病患者だったことが広まり、客が一気に離れていった。この状況に徳江は店を去り、千太郎やワカナの前から消えてしまう。それぞれの思いを胸に、二人は徳江を探す……。

劇映画 113分
君はいい子

 まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野。近所のママ友たちとの表面的な付き合いの陰で自分の娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去をもつ雅美。他人と会話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる名前も知らない小学生のみ、最近感じはじめた認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ。とあるひと町に暮らし、さまざまな局面で交差しながら生きているおとなと子どもたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし、小さな一歩を踏み出すさまを、『そこのみにて光輝く』の呉美保監督が、真摯にそして丁寧に映し出す。

劇映画 121分
新・あつい壁

 ハンセン病への差別を長年にわたって撮り続けてきた中山節夫監督が描く。
 1951年熊本のある村で起きた実在の事件をモチーフにしている。殺人事件で逮捕された元患者が無実を叫びながら死刑になった事件を現代の若者(ルポライター)が、恵楓園を訪ね、入所者(元患者)からの取材を重ね、事件の真相に迫っていく物語。2003年のホテル宿泊拒否事件もまじえながら今もなおつづく差別、偏見を描く。

ライ予防法廃止10周年
ハンセン病国賠訴勝訴
     5周年記念作品


劇映画 111分
約 束

名張毒ぶどう酒事件
   死刑囚の生涯


 1961年(昭和36年)に三重県名張市で起こった「名張毒ぶどう酒事件」の犯人として投獄され、無実を訴え続けている奥西勝死刑囚の半生を描いたドラマ。
 昭和36年、三重県名張市の寒村で、ぶどう酒を飲んだ女性15人が倒れ、そのうち5人が死亡する事件が発生。村で農業を営む奥西勝も妻が犠牲になるが、警察は「妻と三角関係にあった女性をまとめて毒殺する計画だった」として奥西を逮捕する。奥西は一度は犯行を自白するものの「警察に自白を強要された」と主張して一審で無罪判決。しかし、二審で死刑判決となり、昭和47年に最高裁で死刑が確定。戦後唯一の無罪からの逆転死刑判決となる。いつ訪れるか分らない刑執行におびえ、事件から50年以上にわたり再審請求を繰り返している奥西の孤独や恐怖、無罪を信じ支援する人々の姿を描く。主人公の奥西役に仲代達矢、息子の無罪を信じ続ける母タツノ役に樹木希林。

劇映画 120分
クロッシング

  「火山高」「彼岸島」のキム・テギュン監督が、北朝鮮から亡命した人々への取材を基に、北朝鮮の現実に真正面から切り込んだ力作。
 北朝鮮の炭鉱町に住む元サッカー選手のヨンスは、妻ヨンハと11歳の息子ジュニとともに、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、ヨンハが肺結核に倒れ、ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かう。決死の覚悟で国境を越えたヨンスは、必死に働いて薬を手に入れようとするが、北朝鮮では夫の帰りを待ちながらヨンスが静かに息を引き取る。孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて国境を目指すが…。


劇映画 107分
手 紙

 弟を大学にやる学費ほしさに盗みに入った家で誤って人を殺してしまった兄。人殺しの弟というレッテルによって大学進学も、お笑い芸人になる夢も、最愛の女性との結婚もあきらめた弟。
 「罪をおかすとはどういうことか、その罪をつぐなうとは」
 「差別のない国を探すんじゃない、君はここでひとつづつ人とのつながりを築いて、ここで生きていくんだ」
 人権問題を扱った秀作。

劇映画 121分
チルソクの夏 
原作 佐々部清

 1977年7月7日、下関と釜山の間で行われた親善陸上大会で出会った日本の少女と韓国の男の子。「来年の夏、この大会で再会しよう」。携帯もメールもない時代、日本と韓国が今ほど親しくなかった時代。少女とその親友たちが
この恋を実らせたいと奔走する。

劇映画 114分
ハードル
原作 青木和雄

 いじめとそれに立ち向かっていく子どもたちの姿を描く。
 自分の前に立ちはだかる心のハードル(壁)を乗りこえて、自分の信念で行動する勇気を持ってほしいという、願いから製作されました。

長編アニメーション映画 90分
風の舞 
 闇を拓く光の詩

監督 宮崎信恵

 瀬戸内海の小さな離島にあるめ国立療養所大島青松園。元ハンセン病の患者さん達が暮らしています。1996年、「ライ予防法」は廃止されましたが、ここ大島青松園でも、今なお、多くの元患者のみなさんが様々な後遺症に苦しみながら生活しています。映画は、療養所の中から生まれた塔 和子さんの詩を通してハンセン病強制隔離政策の歴史と今を検証し、その中から、ハンセン病に対する社会の偏見・差別がなくなることを願って製作されました。
ドキュメンタリー映画 60分
住井すゑ 
 百歳の人間宣言

 
 大河小説「橋のない川」を綴り、人類愛と平等を訴えた住井すゑさんの一生を、交流のあった人々の証言と講演会での記録映像で語る、21世紀に残した貴重なメッセージ。


ドキュメンタリー映画 86分
5等になりたい
原作 岸川悦子
声の出演 野口五郎

 足が不自由なためにイジメられる律子。運動会はいつもビリだけどいつか5等になって、うれしい涙をいっぱい流したい‥。がんばる律子の姿にまわりの子どもたちも変っていく感動作。

長編アニメーション映画 75分
日本の黒い夏
         [冤罪]
監督 熊井啓
出演 中井貴一・寺尾聡

「海と毒薬」「帝銀事件・死刑囚」など社会派ドラマを描き続ける熊井啓監督作品。いまだ記憶に新しい松本サリン事件で、警察、マスコミ報道によって犯人へと仕立て上げられた冤罪を描く。

劇映画 119分
AIKI (アイキ)
監督 天願大介
出演 加藤晴彦
    ともさかりえ

 不慮の事故で車イスの生活を強いられた青年が、AIKI(合気柔術)と出会い、車イスという運命を受け入れ再生して行く物語

劇映画 119分
GO
監督 金城一紀
出演 窪塚洋介・柴咲コウ

 元ボクサーの父と明るいマイペースな母を持つ杉原は、日本の普通高校に通う在日韓国人。平日は校内の挑戦者と戦い、休日は親友と本や音楽について語る日々。そんなある日、不思議な少女と出会い、突然の恋に落ちる。家族、友人、恋人、国籍、差別、自由って? 全ての人への普遍的な問いかけを、スピード感あふれる物語で綴った快作。

劇映画 122分
PiPiとべないホタル
原作 小沢昭巳
羽がちぢれて飛ぶことのできないホタルのピピを主人公に、いじめ・友情・環境破壊のテーマを描いた作品。

 長編アニメーション映画 90分
見えない壁を越えて 監督 中山節夫。「あつい壁」を製作、その後も、たえずハンセン病患者に暖かい目をそぞき続けた監督が、その集大成としてハンセン病療養所の今を描く。1998年製作 長編ドキュメンタリー
120分
あつい壁 監督 中山節夫。昭和28年に熊本で起きた黒髪小学校事件を骨子に、昭和44年に製作された、ハンセン病への偏見と差別を告発する感動作。 劇映画
95分
私を抱いて
     そしてキスして
エイズを真正面からとらえた初めての作品。南野陽子扮するOLが、突然エイズに感染していると知らされる。人目におびえる中で、恋人、友人のささえで生き抜く決意をするまでを描く。 劇映画
108分
遥かなる甲子園 山本おさむ原作。沖縄のろう学校の生徒の一人の野球への熱意が野球部を作った。障害ゆえに引っ込み思案だった仲間たちと野球に打ち込んでゆく。そして‥。 劇映画
103分
料金等につきましてはお問い合わせ下さい。電話059-228-1810
上映作品は他にもありますのでお問い合わせ下さい。



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