名 作

大コメ騒動

監督 本木克英
出演 井上真央、三浦貴大、夏木マリ

 1918(大正7)年、富山県の貧しい
漁師町で起こった「米騒動」。日本の
女性が初めて起こした市民運動とも
いわれる出来事で、活躍したおかか
(女房)たちにスポットを当てた“大痛
快“エンタテインメントが誕生しました。
「釣りバカ日誌」「超高速!参勤交代」
の本木克英監督が描く。
 17歳で漁師の利夫のもとへ嫁いできた
松浦いとは、今や3人の子を持つ“おかか”
であり、米俵を浜へと担ぎ運ぶ女仲仕と
して働いている。この小さな漁師町では、
おかかたちは家事に育児、そしてそれ
ぞれの仕事をしながら、夫のために毎日
一升のコメを詰めた弁当を作り、漁へと
送り出している。しかし、コメの価格が高
騰。頭を悩ませたおかかたちは、リーダー
的存在の清んさのおばばとともにコメの
積み出し阻止を試みるも失敗。地元の新
聞がその騒動を「細民海岸に喧噪す」と
報じ、それを見た大阪の新聞社は陳情
するおかかたちの様子を「女一揆」と
大きく書き立て、騒動は全国へと広まっ
ていった。そして、ある事故により我慢の
限界に達したおかかたちは、さらなる行動
に出るが…。


劇映画 106分
Wende(ヴェンディ)
 光と水のエネルギー

監督 垣博也

 近畿を中心に、自然エネルギーを
実践している方々を取材し、太陽光
発電、小水力発電、また農業と林業
とのつながりが見えることから、バイ
オマス発電も取り上げる。
 原発事故によりエネルギー問題を
考える方、地球温暖化問題の解決策
として、古くは京都議定書の頃から活
動される方、環境問題の活動の中で
考える方など、多くの方々が自然エネ
ルギーの導入に動いている。その豊
かな取り組みから、未来のエネルギー
のあり方を探る。

ドキュメンタリー映画86分
おらおらで
 ひとりいぐも


監督・脚本 沖田修一
出演 田中裕子、蒼井優、東出昌大

 55才で夫を亡くした後、主婦業の
傍ら執筆し63才で作家デビューした
若竹千佐子の同名小説の映画化。
 75歳で一人暮らしをしている“桃子
さん”。1964年、東京オリンピックの
ファンファーレに押し出されるように
故郷を飛び出し、身一つで上京して
から55年。結婚し2人の子供を育て、
これから夫婦の平穏な日々を過ごそ
うと思った矢先、突然夫に先立たれ
途方に暮れていた。しかし、ひとり家
でお茶をすすり、図書館で借りた本を
読みあさるうち、46億年の歴史に関
するノートを作り、万事に問いを立て
てその意味を探求するようになる。
すると、桃子さんの“心の声=寂しさ”
が、音楽に乗せて内から外に湧きあ
がってきた!孤独の先で新しい世界
を見つけた桃子さんの、ささやかで
壮大な1年の物語

劇映画 137分
アルプススタンドの
     はしの方


監督 城定英夫
出演 小野莉奈、平井亜門
    宮本まりん、中村守里

  第63回全国高等学校演劇大会で
最優秀賞に輝いた名作戯曲を映画化。
 高校野球・夏の甲子園一回戦。その
試合を観客席の端っこで見つめる冴え
ない4人。「しょうがない」と最初から
勝負をあきらめていた演劇部の安田と
田宮、ベンチウオーマーの矢野をばか
にする元野球部の藤野、エースの園田
にひそかな思いをよせる帰宅部の宮下
だった。
 いろいろなことを諦めていた彼らが、
先の読めない試合展開とともにいつしか
熱を帯びてゆく、そして…。

劇映画 75分
日日是好日

監督・脚本 大森立嗣

 エッセイスト森下典子が茶道
教室に通う20年の日々を綴った
エッセイ「日日是好日 『お茶』
が教えてくれた15のしあわせ」を、
黒木華主演、樹木希林、多部
未華子の共演で映画化。
 「本当にやりたいこと」を見つ
けられず大学生活を送っていた
20歳の大学生の典子(黒木華)は、
突然母親から茶道を勧められる。
戸惑いながらも従姉・美智子
(多部未華子)と共に、「タダモノじゃ
ない」とうわさの茶道教室の先生・
武田のおばさん(樹木希林)の指導
を受けることになる。見たことも聞
いたこともない「決まりごと」だらけ
のお茶の世界に触れた典子は、
それから20数年にわたり武田先生
の下に通うこととなる。やがて、就
職、失恋、大切な人の死などを経
験し、お茶や人生における大事な
ことに気がついていく。

劇映画 100分
野球部員、
演劇の舞台に立つ


監督 中山節夫
出演 船津大地、川龍石駿平
    山田慎覇、林遣都

 福岡・八女北高校野球部は甲子園
出場を有力視されていたが、県大会
予選の1回戦でまさかの逆転負け。
チーム内に不協和音が広がっていた。
 そんな折、男性部員がほとんどいな
い演劇部の顧問・三上先生から、野球
部へ助っ人要請があり、「野球だけの
人間になるな」という指導理念を持つ
野球部の八幡監督はこれを快諾。
ピッチャーのジュンら3人に演劇部行き
の命令が下される。コンクールまで残り
2カ月、反発する野球部員、助っ人に
役を奪われた演劇部員、それぞれの
部員たちが反発しあう中、演劇部OBの
田川が演出家として参加し、彼らとともに
舞台を作り上げていく。

劇映画 102分
家 路

監督・編集 久保田直
出演 松山ケンイチ・田中裕子
    安藤サクラ・内野聖陽

 東日本大震災とその後の原発事故により、故郷が帰れない場所になってしまった。
 先祖代々受け継いできた土地を失い、妻子を抱え鬱々と過ごす兄と、胸の奥に諦めと深い悲しみを持つ母。生きてきた土地を離れ、先の見えない日々を過ごす彼らの元へ、20年近く前に故郷を出たまま、音信不通だった弟が突然帰郷した。
 たった一人で苗を育て、今はもう誰もいなくなってしまった田圃に苗を植える弟。
 過去の葛藤を抱えながらも、故郷で生きることを決めた弟が、バラバラになってしまった家族の心を結びつけていく。大地に蒔いた種が、実る未来を信じて−。
 ドキュメンタリー出身の久保田監督ならではの確かな視点は、震災後の福島の被災地を舞台にしながらも、本作を“被災地の映画” にとどまらせず、「家族とは」「生きるとは」「人間の誇りとは」「命とは」と観るものに問いかける普遍的な物語へと昇華させた。      

劇映画 118分
湯を沸かすほどの
     熱い愛


脚本・監督 中野量太
出演 宮沢りえ・杉咲花
    篠原ゆき子・駿河太郎

  宮沢りえの「紙の月」以来となる
映画主演作。
 銭湯・幸の湯を営む幸野家。
しかし、父が一年前にふらっと
出奔し銭湯は休業状態。母・
双葉は、持ち前の明るさと強さで、
パートをしながら娘を育てていた。
そんなある日突然、余命2ヶ月の
宣告を受けてしまう。双葉は残酷
な現実を受け入れ、家出した夫を
連れ帰り休業中の銭湯を再開さ
せることや、気が優しすぎる娘を
独り立ちさせることなど、4つの「
絶対にやっておくべきこと」を実行
していく。そして、そんな母の行動
は家族からすべての秘密を取り払
うことになり、彼らはぶつかり合い
ながらもより強い絆で結びついて
いく。そして家族は、究極の愛を
込めて母を葬ることを決める。
 “死にゆく母と、残される家族が
紡ぎだす愛”という普遍的なテー
マを、豪華キャストで贈る、かつて
見たことのない驚きと感動に満ち
た物語。

劇映画 125分
そして父になる

監督・脚本・編集 是枝裕和
出演 福山雅治・尾野真千子
    真木よう子

 6歳の息子は、病院で取り違えられた他人の子だった。人生で勝ち続けたエリートの男に、突然降りかかった“事件”。実の子か育ての子か、迫られる無情な“選択”。「血のつながりとは、家族とはいったい何?」と、魂に深く問う、衝撃の問題作。
 それぞれの形で、6年の歳月を抱きしめるふたつの家族。果たして新たな絆は生まれるのか? 事件の行方を追いながら、いつしか観客は物語の内側に入り込み、主人公たちと共に考え、苦悩する。そして観た者の心の中で、彼らの人生は続いていく。忘れることなど決して出来ない、強く優しい感動と共に−。
 「誰も知らない」「歩いても 歩いても」の是枝裕和監督が愛や絆、家族といったテーマを感動的に描く。       
 
劇映画 120分
いわさきちひろ
〜27歳の旅立ち〜

監督・編集 海南友子
出演 黒柳徹子・高畑勲

 絵本画家いわさきちひろ。子どもへの愛に溢れ、ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子・著)の絵でも知られるちひろの絵は、没後38年経った今も、世代を超え愛され続けている。
 しかし、彼女の人生が波乱に満ちたものであったことは、あまり知られていない。
 結婚に失敗し、戦争ですべてを失った人生のドン底で、ちひろは絵の道で生きる決意をします。その時、27歳。四面楚歌のなかでの再婚。失業中の夫を絵筆一本で支えた過酷な日。仕事での孤立。病との闘い。どんなに苦しくてもちひろは決して諦めなかった…。
 その柔らかな絵からは想像できない、彼女の波乱の人生に迫ります。

ドキュメンタリー映画 96分

アンダンテ
 
〜稲の旋律

監督 金田 敬
原作 旭爪あかね
出演 新妻聖子・筧 利夫

 社会に適応できず、対人恐怖症に悩みながら、新たな自立の道を懸命に模索する主人公・千華。そして厳しい農業経営の傍ら、食と農業問題に独自の哲学を持ち、土と共に生きる晋平。このふたりが出会い、絆を深めていく背景に、現代における家族のあり方や、日本の農業が抱える課題など、様々な問題が浮かび上がっていく。
 原作は、旭爪(ひのつめ)あかねが自らの対人恐怖症の苦しみや、ひきこもり生活の体験をもとに描いた「稲の旋律」。農作業を通して千華が不器用ながらも人を信じること、自分を信じることの大切さを学んでいく姿は、本当の幸せとは何かを伝えてくれる。
 
劇映画 108分
武士の家計簿

監督 森田芳光
原作 磯田道史
出演 堺 雅人・仲間由紀恵

 江戸時代末期、加賀藩の御算用者(経理係)として仕えた猪山直之が残した家計簿から見えてくる下級武士の暮らし。磯田道史著「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を映画化。
 家業のそろばんの腕を磨き、才能を買われて出世していく直之。ところが当時の武家社会には、身分が高くなるとそれに応じて出費も増え続ける構造的問題があった。猪山家の家計が窮地にあることを知った直之は、家財道具を処分し借金の返済にあてることを決断、家族全員で倹約生活を行うことにする。
 幕末から明治の激動の時代を背景に、莫大な借金をかかえた家の財政を立て直し、世間体や時流に惑わされることなく、つつましくも堅実に生きた猪山家三世代にわたる親子の絆と家族の愛を描いた物語。

劇映画 129分

泣きながら生きて

制作 フジテレビ

 2006年11月にフジテレビで放送されるや大反響を呼び、DVD化や再放送を望む声が相次いだドキュメンタリー番組が、ひとりの大学生の働きかけで全国映画館での上映が実現。
 過酷な運命に翻弄されながらも、決して希望を失うことなかったある中国人家族の10年にわたる軌跡をカメラが追う。どんな苦境にも挫けない一家3人の頑張りが感動を呼ぶ。
 「岐路に立つあなたに―
高校生の時、何の為に勉強しているのか誰も教えてくれなかった。就職活動の最中、人は何故働くのかわからなかった。
大袈裟かもしれないけれど、僕の人生はこの作品に出会って変わった。
悩んだとき、きっとこの作品は、皆さんに寄り添って、一緒に答え探しをしてくれると思います」
(中村俊嘉・慶応大学4年生より)
 
ドキュメンタリー映画 108分
おまえうまそうだな

監督 藤森雅也
原作 宮西竜也

 累計150万部を突破した宮西達也による絵本「ティラノサウルスシリーズ」を映画化したハートフルなアニメーション映画。
 草食系恐竜のお母さんに育てられた肉食系恐竜のハートは、成長して巨大化し、自分が他の仲間とは違う肉食恐竜であることを知り、群れを出て、一人で生きていくことを決意する。そして、ある日、ハートは卵から生まれたばかりの小さな草食系恐竜と出会う。食べようとするが、赤ちゃん恐竜はハートを父親だと思い込んでしまう。やがて二人の間には父と子のような愛情が芽生えはじめ…。
 肉食恐竜と草食恐竜を通して宮西作品の根底に流れる親子の絆、思いやりの心、大きな夢に挑戦する勇気といったメッセージを優しく描いた、せつなくも心温まる感動作。

アニメーション映画 89分

オーシャンズ

監督 ジャック・ペラン&
    ジャック・クルーゾー

 「WATARIDORI」でさまざまな渡り鳥の生態を記録したジャック・ペランが、世界中の海とそこに暮らす生命体を革新的な映像美で描く海洋ドキュメンタリー。日本語版ナレーションを宮沢りえが担当。
 ハンドウイルカの大群、ザドウクジラの捕食、5万匹に及ぶクモガニの交尾、ウミガメの孵化など、北極から南極まで、光の届かない深海まで世界50ヵ所で4年の月日をかけて100種類以上の海洋生物を撮影。生命の神秘、環境の大切さを訴える。

ドキュメンタリー映画 104分
犬と猫と人間と

監督 飯田基晴

 空前のペットブームの影で、日本国内で年間30万頭以上の犬猫が処分されている実態に迫るドキュメンタリー。監督は「あしがらさん」で路上生活者暮らしを記録した飯田基晴。
 地道に捨て猫の世話をしてきた猫好きのおばあちゃんが、「動物を大切に思ってもらえるような映画を作ってほしい」と飯田に話を持ちかけたことが企画の発端となり、飯田監督は処分を行う行政施設、保護を行う動物愛護団体などを訪ね、動物を取り巻く人間模様をカメラに収めていく。

ドキュメンタリー映画 118分

ディア・ドクター

監督 西川美和
出演 笑福亭鶴瓶・瑛 太

 山あいの小さな村。その村で慕われていた医師が、突然謎の失踪を遂げた。
 主演は、映画出演相次ぐ笑福亭鶴瓶。研修医でやってくる見習い医師に瑛 太、他に香川照之、八千草薫らの演技派が集結。小さな村で起きた大事件の顛末が思いもかけないラストに向かって突き進む。

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 劇映画 127分
三本木農業高校、
     馬術部


監督 佐々部 清
出演 長渕文音・柳葉敏郎

 青森の農業高校を舞台に盲目の馬と馬術部の女子高生の交流を描いた実話のドラマ。
 三本木農業高校の馬術部に所属する女子高生、菊池香苗。彼女が世話をするのは視力を失いかけたタカラコスモス(通称コスモ)。猜疑心が強くなかなか懐こうとしないコスモに手を焼きながらも献身的に世話を続ける香苗、やがてコスモは香苗の声に反応するまでになっていった。コスモの出産や仔別れ、厳しい練習・・かけがえのない経験をしながら馬術部員たちは少しずつ大人になっていく・・・ 。

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 劇映画 117分
西の魔女が死んだ  

監督 長崎俊一
出演 サチ・パーカー・高橋真悠

 発売から十数年経た今なお、読まれ続けている梨木香歩原作の大ロングセラー小説を映画化。
 中学校へ行けなくなった少女・まいは、「西の魔女」と呼ばれる英国人祖母のもとでひと夏を過ごすことになる。“魔法修行”といわれたその生活は、まいに生きる力を授けてくれる…。

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 劇映画 115分
蟹工船

原作 小林多喜二
監督 SABU
出演 松田龍平・高良健吾

 いまから80年前に小林多喜二が発表した小説「蟹工船」。劣悪な環境で働く労働者たちの闘争を描いたこの作品は、プロレタリア文学の最高峰として賞賛され、歴史に名を刻んだ。
 昨年は社会情勢とあいまって一躍注目をあび、流行語大賞のTOP10入りするなど話題になった。
 この名作を独特の作風で多くのファンを持つSABU監督が、原作の持つ物語の構造を残しながら、斬新な映像と独特のユーモアを武器に、骨太でかつ現代的な作品に仕上げた。小林多喜二の伝えたかったメッセージ、監督が現代の日本に呼びかける〈希望〉とは、混迷する現代に魂の叫びを捧げる。

 劇映画 109分
歓喜の歌

監督 松岡錠司
出演 小林 薫・由紀さおり

 立川志の輔の同名新作落語を「パッチギ」「フラガール」のシネカノンが映画化。現代社会に生きる庶民の悲喜こもごもを描いたハートウォーミング音楽喜劇。
 暮れも押し迫った12月30日。文化会館の主任・飯塚が、大晦日の会館をダブルブッキンク゛してしまったことから騒動が始まる。
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 劇映画 111分
バッテリー

監督 滝田洋二郎
出演 林 遣都・山田健太

 96年刊行、累計380万部を突破する大ベストセラーを記録したあさのあつこ原作「バッテリー」の映画化。
 能力と自身をあふれさせた孤高の中学生ピッチャー・原田巧が、野球を通じて家族や友人との間で成長していく物語。
 岡山県に引っ越してきた巧。投手として天才的な才能を持つ彼は、野球部の徹底した管理野球に反抗していく‥‥。

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 劇映画 118分
千の風になって

監督 金 秀吉
出演 西山繭子・南 果歩

 作曲・日本語詩/新井満の曲「千の風になって」。新潟のラジオ番組に寄せられた亡くなった親しい人へのメッセージ「天国の手紙」をモチーフに映画化。
 三つの手紙をもとに構成。難病の子と゜も、家庭内暴力で自殺した母親、長年つれそってきた夫、心の中で生き続ける大切な人への思いが描かれている。人は〈死〉に直面することで〈生〉を意識する。大切な人を亡くしてしまった時に〈生の尊さ〉を知る。命を軽視する事件が多い昨今に訴える作品。2004年製作

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 劇映画 107分
アース earth

監督 アラステア・フォザーギル

 この映画は、息を呑むような地球上の景観を捉え、そこに暮らす植物と動物たちの想像を絶するドラマを写し出す。神秘と美しさに溢れるこの星のまだ目にしたことのないダイナミックな光景、想像を超える奇跡的な瞬間、生き物たちが繰り広げる未体験のスペクタクルに出会う、と同時に今進行しつつある地球温暖化の危機も捉えていく。
「ディープ・ブルー」「プラネットアー
ス」のスタッフが贈る、かつてない生命の旅。

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ドキュメンタリー映画 98分
いのちの食べかた

監督 ニコラウス・ゲイハルター

 この映画は、私たちが普段食べている食べ物が、食卓に並ぶまで過程を撮影したBGMも解説も一切加えないドキュメンタリー映画です。
 徹底的に機械化された生産現場に圧倒されるとともに、動物・植物の命をいただいていることを意識させる。

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ドキュメンタリー映画 92分
村の写真集

監督 三原光尋
出演 藤竜也・海東健

 日本三大秘境に数えられる徳島・祖谷渓。緑濃い山間を舞台に、ダムによって消えていく村の家族写真集つくりをひきうけたガンコな父親と、父親に反発する息子の葛藤と和解を描く。
 雄大な自然を舞台に、家族の絆を改めて感じさせる心悸つ感涙作。

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 劇映画 111分
フラガール

監督 李 相日
出演 松雪泰子・豊川悦司

 今から40年前、かつての繁栄から見る影もなく衰退した炭鉱の町・いわき市にハワイアンセンターをつくるという起死回生のプロジェクトが始まる。そこでショーを開くべく、東京出身のダンサー・まどかの下、町の娘たちはフラダンスの特訓を繰り広げる。実話をもとにした人情ドラマの傑作。

2006年度キネマ旬報
 日本映画ベストテン第一位


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 劇映画 120分
たそがれ清兵衛

監督 山田洋次
出演 真田広之・宮沢りえ

同僚との付き合いをことわって、たそがれ時に、まっすぐ二人の子供と老婆母が待つ家に帰る父。同僚たちは影で“たそがれ清兵衛”と呼んでいた。
山田洋次監督が、初めて挑む本格時代劇大作。

劇映画/上映時間 129分。
わらびのこう

監督 恩地日出夫
出演 市原悦子・清水美那

 東北地方「姨捨伝説」をもとにベテラン恩地監督が「日本人の死生観をきっちり表現したかった」との思いをこめて製作。
 江戸中期、その村には秘したる約定があった。六十の齢を迎えた者はみな、村を出て人里離れた原野━蕨野の丘に移り住むのだ。
 山々の雪が溶けだす春、蕨野入りしたジシババたちは8人。いずれも一癖も二癖もありそうな面々。彼らワラビの衆はいかにして生きながらえるか。否、死ぬまでをどう生きようとするのか‥‥。

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 劇映画 124分
なごり雪
監督 大林宣彦
出演 三浦友和・須藤温子

今なお歌い継がれる名曲「なごり雪」(伊勢正三 詩・曲・唄)をモチーフに、50歳の主人公が過去に残してきた甘く苦い想いを、大林宣彦が抒情豊かに歌い上げる。

  劇映画 111分
山の郵便配達
監督 フォ・ジェンチイ

 中国南方の険しい山岳地帯。愛犬とともに、雨の日も、嵐の日も緑深い大自然のなかを、人から人へ思いを紡ぐ手紙を届ける年老いた郵便配達。そして今日、一人息子を連れてゆく‥。彼に仕事を引き継ぐために。
この特別な《旅》は、父、母、息子‥そして家族の“絆”を取り戻す旅でもあった。

  劇映画 93分/字幕版
郡上一揆
監督 神山征二郎
出演 緒形直人・岩崎ひろみ

 宝暦4年(1754)、美濃国(現在の岐阜県)郡上藩の年貢取立て強化に端をはっし、郡上一円に広がり、幕府の裁定までに実に5年余を要した壮烈な闘い「郡上一揆」を描いた歴史大河ドラマ。

 劇映画112分
ガンバと
 カワウソの冒険

原作 斉藤惇夫

野間児童文学賞を受賞した斉藤惇夫の原作をもとにしたアニメ「グリックの冒険」「冒険者たち−ガンバと七匹のなかま」に続く冒険シリーズ第三弾として製作。今回は、ガンバたちのほかにカワウソを仲間に加え、絶滅種といわれるカワウソを通して環境のことも考えようという視点が加わりました。
長編アニメーション映画 86分
初恋のきた道
監督 チャン・イーモウ
出演 チャン・ツィイー

 移ろいゆく四季の中、都会と村をつなぐ一本の道を通して語られる親子2代の愛の物語。真心とは?人間が誠実であるとは何か?を切々と、そして瑞々しい映像美で描き出す感動作。

 劇映画 89分/字幕版
アリーテ姫
監督 片渕須直
89年出版の童話「アリーテ姫の冒険」は、ジンデレラや白雪姫のように“待っているだけ”でなく、自らの運命を切り開く賢さと勇気を持ったお姫さまが活躍する新しい童話としてロングセラーを重ねました。今回、この原作を映画化。ちいさな姫が悩み苦しみながら、自分の道を切り開いていく姿には、監督自身の「誰の手にも、思い描いたことを実現する力がある」という強いメッセージが込められているのです。
長編アニメーション映画 105分
11ぴきのねことあほあどり
原作 馬場のぼる

漫画家馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」の絵本シリーズの中の1本を原作とした長編アニメーション映画の第2弾です。
長編アニメーション映画 90分
グース
監督 キャロル・バラード
出演 ジェフ・ダニエルズ/アンナ・パキン

この映画は16羽の可愛いグース(カナダガン)たちの“ママ”になった少女と、彼らを連れて500マイルの渡りの旅に出ることを思いついた親子のロマンあふれるファンタスティックな物語。劇映画 107分/字幕版・日本語版
さくら 「太平洋と日本海を桜でつなごう」と唱えて二千本余の桜の木を植え続けた、47年の短い生涯を桜の植樹に捧げた故佐藤良二さんの物語。 劇映画
108分
セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治の原作を高畑勲がアニメーション映画化。大自然の中におりなすゴーシュと動物たちの交響楽。 アニメ映画
63分
学校T・U・V 名匠・山田洋次監督が描いた学校シリーズ。東京下町の夜間中学校、北海道の高等養護学校、リストラされたおじさんたちが通う職業訓練学校をとおして、現代社会、その狭間で一生懸命生きる人々を描く名作群。 劇映画
パンダコパンダ 若き頃の宮崎駿、高畑勲がたずさわった名作アニメ。少女ミミちゃんとお父さんパンダ、子パンダの愉快な物語。1972年製作 アニメ映画
35分
パンダコパンダ
  雨ふりサーカス
若き頃の宮崎駿、高畑勲がたずさわった名作アニメ。少女とお父さんパンダ、子パンダの愉快な物語。1973年製作 アニメ映画
39分
ジャングル大帝 故手塚治虫の代表作の長編アニメーション映画。手塚治虫が「ガラスの地球」と呼んだこの星の環境破壊は年々進行し、不安の影を落とす今こそ、手塚作品に一貫して込められている〈生命の尊さ〉〈愛〉といった手塚治虫の精神が強く求められているのかも知れません。1997年製作 アニメ映画
99分
フランダースの犬 1975年テレビシリーズで放映、日本中を涙で包み込んだ名作中の名作が、長編アニメーション映画となってよみがえる。1998年製作。 アニメ映画
103分
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